1498年のフランス。国王ルイ12世が、王妃ジャンヌとの結婚をなかったことにしようと、裁判を起こします。誰が見ても王妃に勝ち目のない裁判。その弁護を引き受けたのは、田舎に引っこんでいた、かつての伝説の弁護士フランソワでした。
法廷でのやりとりが痛快だ、という感想がとても多い本です。落ちぶれた天才が、圧倒的に不利な裁判を、弁論の力でひっくり返していく。中世の法廷という、なじみのない世界なのに、一気に読ませてしまう力がある、という声が並びます。歴史の背景も丁寧に説明されていて分かりやすかった、王妃ジャンヌが魅力的だった、という人もいました。
下ネタが多い、序盤が読みにくくて途中で投げ出しかけた、という声もあります。男性の目から見た女性の描き方に違和感を覚えた人もいました。序盤を越えれば、あとは裁判劇の面白さに引っ張られていく本です。
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受賞の回・出版社(掲載誌)は日本文学振興会の受賞者一覧によります。感想のまとめは2026-09-27に確認したものです。