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新人の純文学に贈られる賞
おいしいごはんが食べられますように

おいしいごはんが食べられますように

高瀬隼子 著 / 群像

職場の3人の男女の関係を、食べものをめぐるやりとりから描いた作品。読みやすいのに、あとから不穏さが残ると言われます。

読者の受け止め方

同じ職場で働く三人の話です。真面目に働くのに損な役回りになりがちな押尾。体が弱く、周りに守られている芦川。そして、食べることにあまり興味がない二谷。押尾が二谷に「芦川さんにいじわるしませんか」と持ちかけるところから、職場の人間関係と「食べること」がからまりあっていきます。

感想の数がとても多い本で、共感の声が並びます。「わかりすぎてえぐい」「どこの職場にもありそう」。題名のやさしさと、中身の居心地の悪さのギャップが見事だ、という人が多いです。手作りのお菓子を配る同僚に、なぜかもやっとした経験がある人ほど刺さるようです。

分かれる点

読後にもやもやが残る、後味が悪い、という感想もたくさんあります。芦川の振る舞いに腹が立った、という人もいれば、押尾や二谷のほうが怖い、という人もいて、誰に共感するかで感想が大きく変わります。短くてすぐ読めるので、読み終えたあと誰かと話したくなる本です。

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受賞の回・出版社(掲載誌)は日本文学振興会の受賞者一覧によります。感想のまとめは2026-09-27に確認したものです。

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