全作品インデックス
作家が選ぶ、エンターテインメント小説の賞
塞王の楯

塞王の楯

今村翔吾 著 / 集英社

戦国時代、石垣を積む職人の匡介と、鉄砲を作る職人の彦九郎。「絶対に破られない石垣」と「どんな城も落とす鉄砲」で、戦をなくそうとする2人の対決を描きます。

読者の受け止め方

戦国の世を舞台にしながら、主役は武将ではなく職人です。どんな攻めにも破られない「最強の楯」、つまり石垣をつくろうとする石積みの職人・匡介。一方で、どんな城も落とす「至高の矛」、鉄砲で戦を終わらせようとする鉄砲職人・彦九郎。秀吉が亡くなったあと、琵琶湖のほとりの大津城で、二人の技がぶつかります。

「職人が主役の戦国小説は新鮮だった」という声がとても多く、石を積む技術の細かさや、仕事にかける誇りに胸が熱くなった、という感想が並びます。後半の大津城の攻防は、手に汗を握って一気に読んだ、という人がほとんどです。登場人物がみんな格好いい、という素直な感想もよく見かけました。

分かれる点

とにかく分厚い本です。読み終えるのに何週間もかかった、字が小さく難しい漢字が多い、という声はあります。ただ、内容への不満はあまり見当たりません。長い歴史小説に挑戦してみたい人の、最初の一冊にもなりそうです。

同じ回の直木賞受賞作

前後の回の直木賞受賞作

直木賞の歴代受賞作をすべて見る →

こんなところでも紹介されています

ブクログに700件を超える感想があり、評価は4点台と高めです。第166回は、米澤穂信『黒牢城』との同時受賞でした。

受賞の回・出版社(掲載誌)は日本文学振興会の受賞者一覧によります。感想のまとめは2026-09-27に確認したものです。

※ 当サイトはAmazonアソシエイト・プログラム、および楽天アフィリエイトの参加者です。リンクを経由してご購入いただくと、サイト運営者に紹介料が支払われます。
Amazonのアソシエイトとして、文学賞ガイドは適格販売により収入を得ています。
↑