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作家が選ぶ、エンターテインメント小説の賞
凍える牙

読者の受け止め方

深夜のファミリーレストランで、男性客の体が突然燃え上がる。この事件を担当することになったのは、警視庁の機動捜査隊の女性刑事・音道貴子。組むことになったのは、女性と組むのを嫌がる中年の刑事・滝沢でした。やがて、獣にかみ殺されたような遺体が次々に見つかり、事件は思わぬ方向へ広がっていきます。音道貴子シリーズの1作目です。

冒頭の衝撃から一気に引き込まれた、という感想が多い本です。男社会の警察の中で、ひとりで闘う音道の孤独と、ぎくしゃくしていた滝沢との関係が少しずつ変わっていく過程が魅力だ、という声が並びます。終盤のバイクで追いかける場面の疾走感を挙げる人もたくさんいました。多くを語らない音道が格好いい、これからも追いかけたい、という人もいます。

分かれる点

事件の仕掛けに現実味を感じなかった、という声もあります。事件の中で犬がどう扱われるかに、つらい気持ちになった人もいました。女性刑事ものの先駆けとして、いまも読まれ続けている一冊です。

前後の回の直木賞受賞作

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受賞の回・出版社(掲載誌)は日本文学振興会の受賞者一覧によります。感想のまとめは2026-09-27に確認したものです。

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