海辺の町で暮らす34歳の独身女性が、ずっと年上の、60代の男性と付き合うようになります。二人で車に乗って出かけるドライブの時間を中心に、どこか打算的で、どこか投げやりな女性の心の中が、淡々とした語りで描かれていきます。
好きだという人は、ゆっくり流れていくような文章の読みやすさと、女性の気持ちのリアルさを挙げています。きれいごとではない打算や割り切りを、そのまま書いているところがいい、という声もありました。
評価はかなり低めに出ている本です。何も残らなかった、主人公にも相手の男性にも共感できなかった、読んでいて気分が悪くなった、という声がはっきりあります。分かりやすい感動や、主人公の変化を期待すると肩すかしに感じるかもしれません。恋愛の甘さではなく、題名どおりの「しょっぱさ」を味わう短い作品です。
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受賞の回・出版社(掲載誌)は日本文学振興会の受賞者一覧によります。感想のまとめは2026-09-27に確認したものです。