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新人の純文学に贈られる賞
ハリガネムシ

ハリガネムシ

吉村萬壱 著 / 文學界

高校の倫理教師が、アパートに押しかけてきた女性と暮らしはじめ、少しずつ崩れていく話です。

読者の受け止め方

高校で倫理を教える25歳の中岡は、ソープで働くサチコと知り合い、関係を持つようになります。サチコと一緒に過ごすうちに、中岡は自分の中に眠っていた暴力の衝動と欲望に目覚めていく。四国への旅を経て、中岡はその衝動を、虫の体に寄生するハリガネムシに重ねるようになります。

評価ははっきり低めに出ている本です。それでも、文章の推進力や、人の欲望を描く迫力に引きずりこまれた、という声がありました。読んでいて気分が悪くなるほど生々しい、それだけの力がある文章だ、と受け止めた人もいます。

分かれる点

「気持ち悪い」「二度と触れたくない」という感想がとても多く、暴力や性の描写、救いのなさ、読後感の悪さを挙げる人がほとんどです。こうした描写が苦手な人は、はっきり避けたほうがいい一冊です。人間の暗い部分を突きつけられる読書をあえて求める人向けです。

前後の回の芥川賞受賞作

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受賞の回・出版社(掲載誌)は日本文学振興会の受賞者一覧によります。感想のまとめは2026-09-27に確認したものです。

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