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新人の純文学に贈られる賞
熊の敷石

熊の敷石

堀江敏幸 著 / 群像

フランスに滞在中の男が、旧友との再会と小さな旅の中で、人とのつながりについて考える話です。

読者の受け止め方

フランスに滞在中の「私」は、昔の友人ヤンを訪ねて、フランスの地方の小さな町へ出かけます。ヤンの家族がたどってきたユダヤ人としての歴史、泊まった家の女主人と、目の見えない幼い息子。短い滞在のあいだに出会った人たちとの、ささやかなやりとりが描かれます。表題作を含む3つの作品が入っています。

好きな人がよく挙げるのは、フランスの風景の描写の美しさです。目に浮かぶように景色が書かれていて、その中で、人と人とがどこまで分かり合えるのか、という静かな問いが続いていく。人との関係の、言葉にしにくいずれを丁寧に書いている、という声もありました。

分かれる点

文章が長く入り組んでいて読みにくい、何を読んだのかよく分からなかった、という声もあります。はっきりした起承転結はありません。エッセイを読むような気持ちで、旅先の空気を味わうのがよさそうです。

同じ回の芥川賞受賞作

前後の回の芥川賞受賞作

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こんなところでも紹介されています

ブクログに感想が寄せられています。第124回は、青来有一『聖水』との同時受賞でした。

受賞の回・出版社(掲載誌)は日本文学振興会の受賞者一覧によります。感想のまとめは2026-09-27に確認したものです。

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