全作品インデックス
作家が選ぶ、エンターテインメント小説の賞
少年と犬

少年と犬

馳星周 著 / 文藝春秋

東日本大震災のあと、一匹の犬が、傷ついたさまざまな人と出会いながら南へ向かって旅をしていく連作短編です。

読者の受け止め方

東日本大震災から半年ほどたった仙台で、仕事を失った男が一匹の犬に出会います。犬の名前は多聞。多聞はなぜか南へ向かって旅を続けていて、行く先々で、事情を抱えた人たちと短い時間を過ごしていきます。一話ごとに飼い主が変わる連作の形です。

犬好きの人の感想が本当に多い本で、「人にとって犬は特別な存在なのだ」とあらためて思った、という声が並びます。どの話でも、多聞がそばにいることで人が少し救われる。そして最後の話で、多聞が旅をしていた理由が分かったところで泣いた、という人がたくさんいます。

分かれる点

多聞と出会った人の多くに、つらい別れが訪れます。そこが悲しすぎる、多聞が守り神というより別れを運んでくる存在に見えた、という声もありました。結末ができすぎていると感じた人もいます。それでも、読みやすく、短い時間で読めて、しっかり心が動く本として人気があります。

前後の回の直木賞受賞作

直木賞の歴代受賞作をすべて見る →

こんなところでも紹介されています

ブクログでは7,000人以上が本棚に登録していて、評価は4点台です。

受賞の回・出版社(掲載誌)は日本文学振興会の受賞者一覧によります。感想のまとめは2026-09-27に確認したものです。

※ 当サイトはAmazonアソシエイト・プログラム、および楽天アフィリエイトの参加者です。リンクを経由してご購入いただくと、サイト運営者に紹介料が支払われます。
Amazonのアソシエイトとして、文学賞ガイドは適格販売により収入を得ています。
↑