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作家が選ぶ、エンターテインメント小説の賞
海の見える理髪店

海の見える理髪店

荻原浩 著 / 集英社

海辺の理髪店を訪ねた青年と店主の会話を描く表題作など、家族との別れや喪失と向き合う人たちの短編集です。

読者の受け止め方

家族をめぐる6つの短編が入っています。「海の見える理髪店」「いつか来た道」「遠くから来た手紙」「空は今日もスカイ」「時のない時計」「成人式」。どの話も、うまくいかなかった親子や夫婦の関係と、その先へ進もうとする人たちを描いています。

好きな話としていちばん名前が挙がるのは、最後の「成人式」です。娘を亡くした夫婦が、ある思いきった行動に出る話で、この一編で泣いた、この本でいちばん好きだ、という声がとても多いです。悲しみの向き合い方は一つじゃない、と感じた、という受け止め方もありました。表題作の、海辺の理髪店の店主が語る身の上話に引き込まれた、という人もいます。

分かれる点

重めの話が多いので、続けて読むと疲れる、という声もあります。展開がゆっくりしていて読みにくかった、という人もいました。一日一編ずつ、間を置きながら読むのが合っているかもしれません。

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受賞の回・出版社(掲載誌)は日本文学振興会の受賞者一覧によります。感想のまとめは2026-09-27に確認したものです。

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