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新人の純文学に贈られる賞
海峡の光

読者の受け止め方

函館の刑務所で看守として働く「私」。ある日、傷害の罪で服役することになった男が入ってきます。それは小学生のころ、「私」をひどくいじめていた同級生の花井でした。模範的な受刑者としてふるまう花井の、その裏の顔に、「私」はしだいに心をかき乱されていきます。

文章が美しく、詩のような表現に惹かれた、という感想が多い本です。子どものころの傷と、いま目の前にいる相手とのあいだで揺れる「私」の気持ちが、細やかに描かれている。函館の海の描写と、二人の男の心の闇が重なって見えた、という人もいました。純文学のわりに読みやすかった、という声もあります。

分かれる点

話がすっきり終わらない、伏線が回収されないまま終わった、と感じた人もいます。比喩が多くて読みにくかった、という声もありました。何かが解決する話ではなく、心の闇を闇のまま見つめる話だと思って読むと、受け止めやすいかもしれません。

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ブクログでは1,900人以上が本棚に登録しています。第116回は、柳美里『家族シネマ』との同時受賞でした。

受賞の回・出版社(掲載誌)は日本文学振興会の受賞者一覧によります。感想のまとめは2026-09-27に確認したものです。

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