「疫病神」シリーズの5作目です。建設コンサルタントの二宮と、ヤクザの桑原。このでこぼこコンビが、映画の出資金を持ち逃げしたプロデューサーを追いかけて、関西からマカオまで走り回ります。その途中で、組と組の揉めごとにも巻き込まれていきます。
いちばん多いのは、二人の会話が楽しい、という感想です。大阪弁の掛け合いがまるで漫才のようで、テンポよく一気に読めてしまう。ヤクザの世界の細かい描写もリアルで、そのうえで笑える、という声がたくさんあります。シリーズを知らずにこの巻から読んだけれど楽しめた、という人もいました。
会話が中心の文章なので、大阪弁に慣れていないと読みにくい、という声もあります。マカオのカジノの場面の説明が長く感じた、女性の登場人物の描き方が薄い、という指摘もありました。シリーズの前の巻から順に読むと、二人の関係の変化も含めて楽しめそうです。
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受賞の回・出版社(掲載誌)は日本文学振興会の受賞者一覧によります。感想のまとめは2026-09-27に確認したものです。